孤立の成田空港で「徹夜ゲーム」に「盗電」批判 プロゲーマーが謝罪

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   台風15号で交通機関が寸断され、成田空港は2019年9月9日から10日にかけて孤立状態に陥った。多くの空港利用者が空港内で夜を明かすことになったが、一部のプロゲーマーが電源を無断利用し、長時間ゲームをプレイしていたことで批判を浴びた。

  • 台風による突然の災難もプロゲーマー達はゲームを楽しんでいたが…(写真はイメージ)
    台風による突然の災難もプロゲーマー達はゲームを楽しんでいたが…(写真はイメージ)
  • 台風による突然の災難もプロゲーマー達はゲームを楽しんでいたが…(写真はイメージ)

コンセントをつなぎ、朝までプレイ

   9月9日夜、プロゲーマーのもけさんや板橋ザンギエフさんらがツイッターに投稿した写真には、外国人を含めた数人のゲーマーが空港ターミナルの壁面のコンセントに電源をつなぎ、ゲームをプレイしている様子が写っていた。板橋ザンギエフさんのツイートによれば、10日朝まで夜通しプレイしていたとのことである。

   周囲では混雑や混乱は無かったようで。10日朝に空港を離れたプロゲーマー達は、その場では「皆でガッツリ楽しめて充実」(板橋ザンギエフさん)、「一日中対戦出来て満足!他の格ゲーマーが持ってきた延長コードとポットで他の人にスマホの充電とかお湯沸かして渡したりとか、ゲームに興味ない人がたくさん声かけて来たのが印象的でした」(Shutoさん)などの感想をツイッターに投稿しており、充実していた様子だった。

   ところがこれが「盗電だ」「消火器の前をふさいでいるのはダメ」「そこまでしてゲームしないといけないの?」「これはアカンやろ、仮にもプロなんやろ?常識が無いにも程がある」とネットで投稿を見たユーザーから批判を浴びるようになった。

「多くの方への配慮が足りない行為で」

   9月10日にもけさんはツイッターを更新し、

「空港に無断で電源を利用している点、および消化器(原文ママ)の前をふさいでしまっている点などについて、お叱り、ご指摘をいただきました。お叱り、ご指摘はごもっともであり、非常事態であったとは言え、プロゲーマーという、注目される存在でありながら、不適切な行動を取ってしまった点については大いに反省しております(中略)今後は、プロゲーマーとして模範となるような行動を取れるよう努力して参ります」

と謝罪、同日放送のインターネットテレビ「勝ちたがりTV」内でも謝罪を表明した。またShutoさんも

「昨日の成田空港での行為に関しまして。私自身も成田空港で一晩過ごしておりましたが、非常事態のなか、限られたコンセントを占有してゲームをしたことは常識のない行いでした。多くの方々への配慮が足りない行為で、深く反省しています。申し訳ありませんでした」

と投稿した。

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