バンダイチャンネルの新機能「セリフ検索」が楽しい! 登場場面を一発表示...元ネタ探しから「キャラの名前何回呼んだ?」まで

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   バンダイナムコライツマーケティング(東京都千代田区)は2019年9月11日、動画配信サービス「バンダイチャンネル」に「セリフ検索」機能を実装したことを発表した。文字通り、セリフを入力することで作品を探せるというもので、「名言」などが登場する場面を一発で検索できるとあってインターネット上でも「有効活用できそう」といった声があがっている。

   同社はJ-CASTニュースの取材に、「SNSでよく見るあのセリフの元ネタは? などアニメファンらしい日ごろの疑問を解決するのにもお使いいただけます」とその特徴を説明。セリフ検索の対象作品を拡充していくことも視野に入れているという。

  • バンダイチャンネルに「セリフ検索」機能が加わった
    バンダイチャンネルに「セリフ検索」機能が加わった
  • 「セリフ検索」の入力フォーム
    「セリフ検索」の入力フォーム
  • 「いきまーす」の検索結果
    「いきまーす」の検索結果
  • セリフ検索結果からクリック(タップ)するとそのシーンから再生がはじまる
    セリフ検索結果からクリック(タップ)するとそのシーンから再生がはじまる
  • バンダイチャンネルに「セリフ検索」機能が加わった
  • 「セリフ検索」の入力フォーム
  • 「いきまーす」の検索結果
  • セリフ検索結果からクリック(タップ)するとそのシーンから再生がはじまる

「技名とか入れると何話で何回使ったかとか分かるのちょっと楽しい」

   バンダイチャンネルは約4000作品(11日現在)のアニメを中心とした動画を配信しており、定額見放題と従量課金のいずれでも視聴できる。『鉄腕アトム』(1963年)から『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年)、『進撃の巨人 シーズン3・パート2』(2019年)など各年代の人気作品を多く配信している。

   作品はジャンル別、年代別、50音順のリストから探せるほかワード検索も備えていたが、今回新たに「セリフ検索(ベータ版)」が加わった。日本語字幕視聴に対応している作品のみが検索の対象で、バンダイナムコライツマーケティングの発表では「作中のキャラクターのセリフをテキスト検索し、該当するシーンから視聴開始」できる。特徴として、

「これにより正確な話数・タイミングを覚えていなくともお気に入りのシーン・セリフへ簡単に辿りつくことが可能となりました。また、同じセリフでも作品を越えた様々なシチュエーションを発見でき、検索するだけでも充分に楽しめる機能となっております」

と説明している。

   サイトのセリフ検索フォームに、通常のネット検索と同じように言葉を入力することで利用できる。すでにバンダイチャンネル上では機能提供が始まっており、試しに同サービスで配信している『機動戦士ガンダム』のセリフ「行きまーす」や「認めたくないものだな」で検索してみると、確かに同作品の話数とそのセリフを発する時間もヒットする。クリック(タップ)するとその時間から再生がスタートする仕様になっており、聞きたいセリフをすぐに視聴できる。

   実際に利用したユーザーからはツイッター上で「バンダイチャンネルのセリフ検索、技名とか入れると何話で何回使ったかとか分かるのちょっと楽しい」「有効活用できそうと思ったらやっぱり有益だった」「素晴らしいですね。話数、セリフの時間帯、セリフそのものが表示される上に、検索も早い」「様々なアニメ配信サービスから大きく抜け出そうな機能だ」などと珍しがったり好感を示したりする声もあがっている。

「『どんな』セリフなのかが分かるような仕組みも検討していきたい」

   こうした新サービス開発の理由について、バンダイナムコライツマーケティングはJ-CASTニュースの取材に次のように明かす。

「バンダイチャンネルではお客様の作品視聴のキッカケを作っていくことに注力しております。第一弾として、作品の検索機能の充実を進めておりまして、その一環でセリフ検索の開発を行いました。かねてより聴覚に障害をお持ちの方にもアニメを楽しんで頂けるよう、一部の作品ではありますが、日本語字幕をご用意させて頂いており、その機能を組み合わせて検索に利用できるようにいたしました」

   セリフ検索というあまり聞き慣れないサービスだが、その仕組みを「日本語字幕に含まれている、タイムスタンプと文字情報を組み合わせて検索できるようシステム開発をしております」と説明。日本語字幕対応作品は全体の約5%ながら、「引き続き増やしていくことを検討しております」としたほか、「今後は燃える、滾(たぎ)る、泣ける、笑える、萌えるなどの『どんな』セリフなのかが分かるような仕組みも検討していきたいと考えています」とさらなる機能の充実もめざす。

   サービスの特徴や、具体的にどのような使い方を想定しているかについては、

「好きなセリフのシーンを見つけていただいたり、名台詞ではなくとも、このキャラクターは何回あのキャラクターを呼んでいるんだろう? 何回あの技を使ったのだろう? とかSNSでよく見るあのセリフの元ネタは? などアニメファンらしい日ごろの疑問を解決するのにもお使いいただけます」

と話す。そのうえで、

「セリフ検索から作品を見直したり、意外に同じようなセリフが別の作品でも使われていることから全く知らない作品でも視聴してみたりしていただけると、バンダイチャンネルとしては大変うれしいです」

と今後の展望を明かした。

(J-CASTニュース編集部 青木正典)

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