滞る年鑑の発行、来月にも4年分を一気に...
JPSAによると、主な活動は2つあり、そのひとつが「日本プロスポーツ大賞」表彰式の運営だ。年末の恒例行事となっており、在京の新聞社、テレビ局などの記者による投票が行われ、大賞が決定する。2つ目はプロスポーツ年鑑の編集及び発行だという。ただ、年鑑に関しては2013年版を最後に発行されておらず、早ければ10月にも14年から17年までの4年分の年鑑を発行する予定だという。
会長職には元国会議員が名を連ねるものの、JPSAの職員は現在、事務職の3人だけだという。二大事業である年鑑の発行が滞り、公式HPページの新着情報は今年に入ってから一度も更新されていない。昨年はわずかに2つのニュースが更新されただけで、権威ある賞を制定する協会のものとしては少し寂しい感じもする。
JPSA同様に公益財団法人である日本スポーツ協会(JSPO)は、アマチュアスポーツの発展に尽力し、多くのアマチュア団体が加盟しており、47都道府県の体育協会も加盟している。JSPOは文部科学省と実施都道府県との共催という形で国民体育大会を開催。また、シニア版の国体と称される日本スポーツマスターズ開催にも尽力し、日本のスポーツ界に大きく貢献してきた。
今回、NPBがJPSA脱退にあたり、2018年11月以降、評議員会が1度も開催されなかったことや、事業報告や決算報告を所管官庁の内閣府に提出していないことなどを指摘。これについてJ-CASTニュース編集部が取材したところ、JPSAは「現在、内容について精査中ですので、お答えすることは出来ません」と回答した。