埼玉県本庄市のサーキット場「本庄サーキット」が2019年9月7日、来年度からドリフト走行を禁止すると公式サイトで発表した。
利用者らからは困惑の声が相次いでいるが、いったい何があったのか。
「私のドリフト人生終わった...」
本庄サーキットは2005年にオープン。コースは1周1128mで、車からバイク、カートまで走行できる。ドリフト走行を競うモータースポーツ「D1グランプリ」の関連試合も、たびたび実施されている。
しかし、19年9月7日の発表が利用者の間で波紋を広げている。近隣にある長泉寺との騒音をめぐる訴訟で敗訴したため、2020年からドリフト走行を禁止するいい、「このような結果となってしまいました事、大変申し訳ございません。今まで弊社サーキットでのドリフト走行をご愛顧頂きまして、誠にありがとうございました」と報告した。
発表を受け、ツイッターでは「お互い言い分はあるだろうけど個人的には悲しい」「私の唯一走れるサーキットが...もうダメだ...私のドリフト人生終わった...」と残念がる声が少なくない。
本庄サーキットの担当者は9日、J-CASTニュースの取材に、判決は「納得できない部分はありますが...」と肩を落とす。
これまで防音壁の設置や一部コーナーでのドリフト規制、客に音量を下げるよう呼びかけるなど騒音対策をしてきて、近隣住民からは特に苦情はなかったという。