自然体で「可愛い世界観を作りたくて」
――グラビアに限らず、ファッションに愛用のコスメ、美の秘訣までばっちり収録されていて、可愛さに憧れる女性ファンのお手本になりそうなコンテンツもあります。
「ほかにも日々の考えごとやこだわりも、たくさん答えてみました。こんな私も皆さんと同じように、一人の女の子として笑ったり悩んだりして成長しているんだよと共感してもらえるような内容です。皆さんの想像通りの私や予想外の私など、等身大としての渡辺美優紀を身近に感じてもらえたらと思います」
――そんな風に自然体の、渡辺さんの様々な「顔」が本書で伝わっていると思いますが、女性ファンも多い渡辺さんは、アイドル時代から変わらぬ可愛いルックスやセンスが注目されています。可愛さへのこだわりは、いつごろ意識し始めたのでしょうか。
「NMB時代にファッション雑誌の『LARME(ラルム)』のレギュラーモデルを始めたころですね。もともと可愛いものが好きで、皆で一緒に可愛い世界観を作るとか、可愛い洋服に囲まれるっていうのをやってみたかったので、モデルを続けていたら、実際楽しい経験でした」
――そういった渡辺さんの個性は、自分の魅力が「可愛さ」にあると気づいてさらに磨いてきたものか、それとも、気づいたら周りの人やファンにそう受け入れられてきたものでしょうか。
「自分の魅力がどこにあるかはあまり意識したことはなくて。気づいたらこうなっていたんですよね。私、言われているほどぶりっ子でもないのにな、と思ったりもします。確かにしゃべり方などで、いかにも女の子らしいとよく言われるのですが、マネージャーさんに『サバサバしている』と言われる時もあるんです」
――意外な一面といえば、この6月に科学雑誌の「Newton」に登場し、宇宙について熱く語ったこともありました。
「実は芸能界に入る前は助産師さんに憧れていて、理科系の科目も中学時代から好きだったんですよ。だからずっと前からの夢がかなって嬉しい経験でした。こういう趣味って、アイドル時代にはあまり出してこなかったことですね」