日本代表ジャージを着ていない運転手は、駅ターミナルに入れない!?
JR熊谷駅からラグビー場までは、片道約5キロ。歩けない距離ではないが、さすがにこの季節は厳しい。そこで、駅前に待機するタクシーを利用した。すると、ドライバーが日本代表ジャージを着ているではないか! ドライバーさんによると、
「熊谷には4社ほどのタクシー会社があるんですけど、W杯盛り上げのため、会社から支給されたんですよ。試合当日を中心に、前日と翌日は『日本代表ジャージ着用』ということに決まりました。ジャージを着ていないと、駅のロータリーにも入れないんです」
その熊谷に現れた「スプリングボクス」こと、南アフリカ代表(世界ランキング5位)。9月5日、熊谷ラグビー場でキャプテンズラン(前日練習)を行った。
両チームともに20日に開幕するW杯前の最後のテストマッチとなるが、前回の「2015W杯グランド大会」のリベンジを果たすため、南アも最強メンバーをそろえた。
南アは、今年7月の南半球4か国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」では、初優勝を飾っており、16-16と「オールブラックス」こと、ニュージーランド代表と引き分けている。
元日本代表のSH(スクラムハーフ)で地元出身の立正大・堀越正巳監督(熊谷工業高―早稲田大―神戸製鋼)は、こう語る。
「日本の湿度、そして日本一暑いといわれる熊谷で、相手がバテたとするなら、後半に勝機があるかと思います」
(J-CASTニュース 山田大介)