原巨人が恐れる「逆メークレジェンド」 背後に迫るDeNA、25年前の「大失速」再来か

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   首位・巨人が失速し始めた。巨人は2019年9月4日、上毛新聞敷島球場(群馬県前橋市)で中日と対戦し、4-8で敗れた。エース菅野智之投手(29)を先発のマウンドに送り込み必勝態勢で臨んだが、菅野が試合中のアクシデントで2回4失点降板。巨人は中継ぎ陣が踏ん張れず4回までに6点を許し、終盤の追い上げもむなしく黒星を喫した。チームはこれで4連敗となり、2位DeNAには2.5ゲーム差まで詰め寄られた。

  • 画像はイメージ
    画像はイメージ
  • 画像はイメージ

原因不明の菅野の2回降板

   エース菅野のまさかの2回降板。腰痛なのか、それとも下半身を痛めたのか。試合を見る限り、2回に菅野が下半身に何らかの違和感を覚えた模様で、緊急降板を余儀なくされた。後を継いだ宮国椋丞投手(27)は4回に3安打を浴びて2失点。7回には高木京介投手(30)が福田永将内野手(31)にダメ押しとなる2ランを浴び、5人の投手が計13安打を許して8点を失った。

   残り19試合、一度は点灯した優勝マジックが消滅し、後ろを振り返ればDeNAが2.5ゲーム差で迫っている。9月10日のDeNAとの直接対決3連戦を前に首位陥落の危機にさらされている。7月に優勝マジックが点灯しかけた際にも原辰徳監督(61)は決して楽観視せずに常に攻撃的布陣で臨んできた。指揮官が恐れていたのが「メークレジェンド」。2008年に自身が成し遂げた大逆転劇だ。

   第二次政権下の08年、開幕からいきなり5連敗を喫した巨人は後塵を拝し、中盤まで阪神が首位を独走。巨人は阪神に最大13ゲーム差をつけられリーグ優勝は絶望的と見られたが、8月から9月にかけて阪神の失速をしり目に巨人の快進撃が続いた。12連勝などで9月21日に首位に並び、10月8日の直接対決に巨人が勝利して巨人の優勝マジックが点灯。2日後の10日に逆転優勝を決めた。

姉妹サイト