声優の蒼井翔太さん(32)が、小学校時代から長く不登校状態だった過去を告白した。
蒼井さんは現在、声優だけでなく俳優、歌手としても活躍中。2019年8月30日から9月1日に掛けて行われた世界最大級のアニソンライブイベント「Animelo Summer Live 2019 -STORY-」では最終日に出演した。
「学校に行けていない事は決して美談にはならない」
蒼井さんは9月2日にブログを更新し、「Animelo Summer Live」に出演したことを報告。また、今回のテーマが「STORY」であることに触れ、
「アニソンに出会っていなくて、アニサマに出会っていなくて普通に行きていたら出会えてなかったであろう会場のみなさんにこの機会に自分のダメな部分も知ってもらおう」
「なんかそんな風に思ってしまいました」
とイベントに触発され、
「自分のこの声と、この見た目、この性格のせいでいじめにあい小学校3年生から学校に行けなくなった」
といじめに遭った過去を告白した。
蒼井さんによると、いじめに遭ってから卒業までの出席日数はトータルで1ヶ月もなかったといい、
「中学も新学期は頑張って行ってみようと家から一歩でながらも2日もつづかない」
「高校も当時やっていたテニスのスポーツ推薦で入っただけで、学校に行けない人間でした」
と学校に通っていなかった過去を明かした。蒼井さんはそんな自身が嫌いだったというものの、
「でも、そんな日々の中で僕を守ってくれていたのはゲーム、アニメ、アニソン、音楽でした」
「このままじゃきっとダメだ 変わらないと・・・と気付かせてくれました」
と、アニメなどがきっかけで変われたとのこと。自身の過去については、
「学校に行けていない事は決して美談にはならないし、決して良いことでもない」
「決して過去の自分を許しているわけではない。そのせいで沢山の人に迷惑もかけたし両親にも沢山心配もかけた」
と述べつつも、
「だから、その分、どんな事があっても、生きる事」
「生きていくことから諦めない」
と力強く記した蒼井さん。同じように辛い思いをしているアニメファンに向かって、
「生きていれば、何か行動を起こす、何かを始める勇気やきっかけ、理由は絶対にやってくるんだ。何があっても、一緒に生きていこう」
「これが、まだまだ人生新参者の自分のSTORYです」
とつづっていた。