北方領土「誰が見たって不適切」竹島「コメント控えたい」 丸山氏発言への菅氏反応、気をもむ韓国紙

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   NHKから国民を守る党(N国)の丸山穂高衆院議員(35)が、北方領土や竹島について「戦争」発言を繰り返す中、菅義偉官房長官の記者会見での反応が割れている。

   北方領土をめぐっては「誰が見たって不適切な発言」だと非難する一方で、竹島をめぐる発言では「コメントは差し控えたい」と沈黙を守った。韓国メディアでは、悪化する日韓関係が反映された結果だとの見方も出ている。

  • 北方領土と竹島で反応が違ったのはなぜなのか(写真は2017年撮影)
    北方領土と竹島で反応が違ったのはなぜなのか(写真は2017年撮影)
  • 北方領土と竹島で反応が違ったのはなぜなのか(写真は2017年撮影)

北方領土に続き竹島にも「戦争で取り返すしか...」

   丸山氏は19年5月に北方領土へのビザなし交流に参加した際、国後島で訪問団の団長に対して

「団長は戦争でこの島を取り戻すことには賛成ですか? 反対ですか?」「戦争しないとどうしようもなくないですか?」

等と発言。竹島については、8月31日に、韓国国会議員の竹島上陸に日本政府が抗議したことを伝える記事を引用しながら、

「政府もまたまた遺憾砲と。竹島も本当に交渉で返ってくるんですかね?戦争で取り返すしかないんじゃないですか?」

などとツイートしていた。

   いずれの発言も、実質的に日本の施政権が及んでいない領土について、現状を変えるためには戦争が必要だとの考えを示したものだが、政府の反応は大きく異なっている。

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