運営会社「本当に申し訳ございません」
Manga Rockを運営する、IT企業「Noizer Limited」(香港)の子会社「Not A Basement Studio」(ベトナム)は9月1日、取材に対し、サービスを始めた経緯を「もともと『Manga Rock』は学生時代に作ったプロジェクトでした。既に出回っていたスキャンレーションを集めたリーダーアプリの役割でした」と明かす。続けて、漫画業界への悪影響を顧みてサービスを終了する予定だとした。
「当時、我々が漫画業界のことを理解せず、スキャンレーションの由来(公式ライセンスではないことも含めて)を知らず、時が経ってから漫画家や出版社へ被害を与えるものだと分かってきました。しかも、『Manga Rock』の人気が増えれば増えるほど被害も増えてきました。ですからスキャンレーションの人気を加速した我々の役割を深く反省し、被害者である漫画家と出版社に心よりお詫び致します。その結果として、我々のスキャンレーション集サイトとアプリを終了する予定です。それに似たようなスキャンレーション集サイト(たくさん存在しています)も同じく終了されるようにお勧めします。漫画業界にご迷惑をおかけして本当に申し訳ございませんでした」
(J-CASTニュース編集部 谷本陵)
<2日19時50分追記>
Not A Basement Studioは4日、J-CASTニュースの取材に「Manga Rockの閉鎖作業は現在続けており、グーグルのアプリストアからはすでに消えました」と回答。今後、同様のサービスを展開する予定はないという。