離れて暮らす家族に避難を指示できるメールも
KDDIは、災害・避難情報を特定エリアのau携帯電話に一斉で知らせる緊急速報メール、災害用伝言板、災害用音声お届けサービス、避難や安否確認を支えるサービスをまとめた「au災害対策アプリ」を提供している。
「登録エリア災害・避難情報メール」の仕組み
中でも特徴的なのは、今年7月4日に始まった「登録エリア災害・避難情報メール」。同サービスでは、離れて暮らす家族や知人の住む地域を登録することによって、安否確認をしたり、避難を呼びかけたりすることができる。危険が差し迫った際、離れて暮らす家族に直接電話をして、避難を呼びかける国土交通省推進の「逃げなきゃコール」に対応している。松島代表は「実家がどういう状態かわかる」と評価し、必要性を次のように訴えた。
「横での連携や声かけが少なくなった今の時代に必要。当の本人は大丈夫だと思っている人がたくさんいるが実際、西日本豪雨で助かった人の一部に、知人や子どもから連絡があって行動に移せた人がいる。最後に背中を押してくれたのは、そういう電話だったりする。それが逃げなきゃコールでもある」