暴走運転は、この「幸せ」を奪い去った 松永さんが語る真菜さん、莉子ちゃんと過ごした日々

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集まった署名は29万筆以上に

   7月18日のブログ立ち上げとともに、事故を起こした飯塚幸三・元通産省工業技術院長への厳罰を求める署名活動を開始。真菜さんの出身地の沖縄でも署名を募り、約1万4000筆が集まったという。署名活動について、「憎しみや恨みとかでそういうことをしているわけではない」と訴えた上で次のように話していた。

「真菜と莉子は2人とも人を憎むような性格ではない。憎しみや恨みの心にとらわれてしまっていると2人が悲しむだろう。2人に対する愛しているという心、感謝の気持ち、少しでもつらい思いする人がいなくなってほしいという思いでほぼ埋められています。2人は本当に何も悪いことをしていないですし、私の最愛の2人でしたから。そこに対して罪はつぐなってほしいというのは別で、処罰感情はある。平等に罰せられるべき。処罰感情はありますが、恨みとか憎しみの心とはまた別です」

   とはいえ、「憎しみにさいなまれていると2人が悲しむんじゃないか」という思いがある一方、「葛藤があります」という複雑な心境も。

   「報道を見る限りでは、杖をついていた。その状態で、なんで運転したの?と思います。憎しみなどがゼロかと言ったらゼロではないですが、なんで乗ったのか?公共交通機関が発達している都内に住んでいて。足があの状態で杖をつくような状態で運転する必要はあったのかと思う」。そして、「個人的な考え」としては、「法制度や環境面、環境面など複合的に改善されていかないと事故は減らせない」と語った。

   報道によると、30日までに29万筆以上の署名が集まり、9月15日まで署名活動を続けるという。

厳罰を求めて集まった署名(遺族提供)
厳罰を求めて集まった署名(遺族提供)

(J-CASTニュース編集部 田中美知生)

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