「会場内で大きな騒ぎになれば、制止もありうる」
東京五輪の競技場では、旭日旗の扱いについてどうするのだろうか。
日本オリンピック委員会(JOC)に8月30日、J-CASTニュースが聞くと、広報担当者は、「そのことについては、大会組織委員会に聞いて下さい」と答えた。
そこで、大会組織委に取材すると、報道課長が次のように説明した。
「会場に入るときの持ち込み禁止物品については、ルールがまだ確定していない段階です。過去の五輪では、大きな音が出る楽器などの鳴り物やカメラの大きな望遠レンズは、聞こえなくなったり見えなくなったりしますので、禁止されていました。もう1つの考え方として、会場内で大きな騒ぎを起こし、他のお客さまが困るような状況になれば、座席のコントロール上、『止めて下さい』とお願いすることもあると思います」
つまり旭日旗を掲げてトラブルになりそうならば、その場で制止される可能性があるわけだ。
韓国側から旭日旗持ち込み禁止などの要請が来ているかどうかについては、こう答えた。
「各国選手団からどういった要望が来ているかは、今後調整しなければいけない内容ですので、個別にお答えすることは控えさせて下さい」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)