女優の土屋太鳳さん(24)が2019年8月29日に開かれた「ジュエリー業界が選ぶ第7回ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に登場した際の発言が、ネット上で話題になっている。
受賞者として美の秘訣について聞かれ、「今はすごく、勉強の時期だと思うんです」と回答しつつ、「忙しいときは新聞を読むようにしたりとか、で、時間があるときは人に会うようにしています」と明かした。
続けて土屋さんは、「新聞は、本当に、1枚の冊子の中に、あれだけの情報量が入っているのですごいな」としつつ、「大根を包むのにも、やっぱり、いいですよね」とも。意表を突くトークの展開に会場内は笑いに包まれたのだった。
新聞で大根を包む...?
美の秘訣についての話だったにもかかわらず、いつの間にか「新聞で大根を包む」というテーマに変わってしまった土屋さんの話。まさかのトーク展開には来場客はもちろん、司会者も思わず吹き出してしまったほか、会見の様子を伝える各メディアも「美の秘訣は新聞」と報じるなど、そのキャッチーさが話題になった。
ただ、土屋さんの「新聞発言」には、一部ネットユーザーから「?」の声が続々と上がる事態も。あるツイッターアカウントは、「大根を包むにも最適ってどういうこと?」と、土屋さんの発言が理解できなかった模様。また、「相変わらず天然だな」と、珍発言が飛び出したと考えるツイートも。実際、今回の会見については土屋さんの発言を「天然」との論調で報じるメディアもあったほどで、ネット上では逆に、
「土屋太鳳の『新聞で大根を包む』が謎発言扱いされてるけど、大根や白菜を新聞で包むのは田舎ではよくあること。道の駅や農産物の直売所には包装用の古新聞がどっさり置いてあるのは当たり前ですし」
「太鳳ちゃん天然発言て見出しだけど、この記者は新聞を濡らしてお野菜包んで冷蔵庫に保存するとめちゃくちゃもつの知らないの?生ゴミとかも新聞紙で包んで捨てると臭いが全然違うし、この発言は太鳳ちゃんが正しい」
と、新聞で野菜を包む習慣を解説するツイートも出たほどだ。
「新聞で大根を包む、、大いにありです」
一昔前までは東京近郊であっても、住宅街の中に宅地開発されずに残っている小規模な農地では野菜の無人販売が行われていることが多かったが、持ち帰る際には新聞紙に包んで持ち帰るという習慣があった地域は多い。前述のツイートもそのような光景を思い浮かべた上でのツイートだった可能性が高く、そう考えると、土屋さんの発言を理解できた人と理解できなかった人との間にはジェネレーションギャップがあると言えそうだ。
また、ネット上には新聞紙を使った野菜の保管術を紹介するサイトも多く、「乾いた新聞紙で野菜を包み、風通しが良い場所で保管する」「新聞紙を濡らした上で野菜を包み、さらにビニール袋で包んで冷蔵庫の野菜室に保管する」といった方法が紹介されている。また、中には新聞紙を折り紙のように折って袋状にし、その中に野菜を入れて保管する方法も。
なお、土屋さんの発言をめぐっては、「知性は知識と知恵、、生活知ですから、新聞で大根を包む、、大いにありです。太鳳ちゃんの魅力はしっかり生活する中でつくられてるんですね」と、土屋さんに生活力ありと絶賛するツイートも出たほど。突発的ながら、土屋さんの「新聞発言」に魅了された人は多かったようだ。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)