絶滅危惧種の住むビオトープに「バス放流」か 1か月で3回目撃、生態系に心配の声

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監視カメラは盗まれ、当時の状況はわからず

   だが19年8月に突入してから、3度も「バス」の死体を発見したという。研究会に所属する大学生の谷口倫太郎さんは、「バスは釣りあげるだけでだいぶ弱る。移動のストレスで死んだのではないか」と見る。

「僕の見解では放流をした人はバス釣りをした人だと思っている。バスの下唇にフック(針)痕がついていた。目的はわからないが、何をしていいかわからないのが現状。愉快犯であればやめてほしい」(谷口さん)

   北島さんによると、ビオトープの水位は調整されていて、洪水でもない限り、他から流れ込んでくることはないという。しかし「放流」と断定はできないのが現状である。ビオトープに設置したカメラは、過去に2度盗まれてしまって、当時の様子は記録されていないからだ。対応策として、バスの駆除・カメラの再購入・看板の設置を検討しているという。

   「下池ビオトープ」近くにはバサー(バス釣りをする人)から人気の「五三川」がある。川を管理している養老漁業協同組合はバス放流に関して「(認識はしておらず)まったくわからない」という。

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