元TOKIOの山口達也さん(47)が「女性セブン」(2019年9月12日号)の単独インタビューに登場した。山口さんは18年4月に未成年の女性に対する強制わいせつ容疑で書類送検された(後に起訴猶予処分)ことによりジャニーズ事務所を退所しており、メディアに登場するのは1年4カ月ぶり。このため、ネット上では大きな話題となっている。
インタビューで山口さんは事件について、謝罪は一生し続けるものだと明言。また、今後についてはTOKIOへの復帰は無いとした上で、「解散してほしくない、というのが本音です」と明かしている。
自らが起こした事件への反省の弁を述べつつ、TOKIOへの復帰はないとした山口さんに対し、ネット上ではさまざまな意見が噴出。「復帰するべきじゃない 復帰? ふざけんなテメエ」と、事件を起こした以上、復帰しないのは当然とする声が上がる一方で、「いつかまた、いつの日か、共にステージに立ってほしいなと思った」と、復帰を望むファンの声も。ただ、それに加えて上がっているのが、復帰するしないの話ではなく「第3の道」とでも呼べる選択を促す声だ。
YouTuber転身にはアドバンテージあり
あるツイッターアカウントは、山口さんのインタビューが出たことに言及しつつ、「TOKIOに復帰するよりも、YouTuberデビューしたらいいと思う」と、本人の今後への希望をツイート。別のアカウントも、「山口達也、さすがにテレビ復帰は難しいよな」としつつ、「だからYouTuberとかどうっすか?」と、やはり転身を勧めている。
近年は芸能人がYouTubeデビューすることも多く、その垣根は低まりつつあるといえる芸能人とYouTuber。そこで、山口さんのYouTuberデビューについて考えてみると、思いの外、アドバンテージがあることに気付く。
YouTuberにとって最も必要と考えられる能力は、「実演」の能力だ。YouTuberの動画には「歌い手」が歌唱するものや、人々の疑問に答える理科実験など、「○○してみた」系の動画が多いことで知られるが、これらに共通するのは「実演して見せる」という要素だ。
そこで、山口さんのこれまでのテレビでの活躍を振り返ってみると、何と言っても「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)での活躍が目に浮かぶ。同番組で山口さんは大工仕事や農作業などにおいて、ほかのメンバーから頭一つ抜けた活躍を見せることが多く、視聴者から高評価を得ていたため、「やっぱりTOKIOも鉄腕DASHも山口くんがいないとだめなんだよ。戻してあげてほしい。復帰させてあげてほしい」と、復帰を期待する声が上がることが多い。
ファン「テレビに出たら許せないと怒る人は絶対いるし...」
また、今回のインタビューが出たことを知ったツイッターアカウントからは、
「手先器用なの活かして何か制作する動画作ってyoutuberやれば成功するやろ」
「今の時代だからYouTuberでもして欲しいな。テレビに出たら許せないと怒る人は絶対いるし、YouTubeならほぼ自己責任だから。というか鉄腕dash、早くYouTubeチャンネル作って。過去の動画を円盤化しないなら見せて」
といった声が出ており、山口さんの能力がYouTuberに向いているとする声は多い。ただ、実際にYouTuberとしてデビューするには、今回のインタビューが出たことにより激高している人々をはじめとして、世の中の人々からの反発が収まることが必須条件なのは厳然たる事実だ。
世の中から受け入れられる日が来たとしたら、YouTuberデビューの可否を検討する......というのが山口さんのファンたちが本人に望んでいることなのではないだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)