若手官僚が厚労相に「緊急提言」 36歳代表者が込めた思い

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   厚生労働省の業務や組織改善を求める緊急提言を2019年8月26日、同省の20~30代の若手職員を中心とするチームが根本匠厚労相に行い、注目を集めた。

   提言に込めた思いとは。J-CASTニュースでは28日、チーム代表の人事課・久米隼人課長補佐(36)に話を聞いた。

「職員がいきいきと働ける職場じゃないと」と訴える久米課長補佐(2019年8月28日編集部撮影)
「職員がいきいきと働ける職場じゃないと」と訴える久米課長補佐(2019年8月28日編集部撮影)

調査で見えてきた「言葉を失う」意見

   チームは4月25日に発足。厚労省の職員約3800人にアンケートを実施したり、省内外の関係者にヒアリングをしたりした。その中で聞こえてきたのが、

「厚生労働省に入省して、生きながら人生の墓場に入ったとずっと思っている」
「家族を犠牲にすれば、仕事はできる」
「毎日の帰宅時間が遅い、業務量をコントロールできない」

など、「厚生労働省の職員として、言葉を失う」(緊急提言より)意見だった。

   緊急提言では、具体的内容として、以下の内容を求めている。

(1)生産性の徹底的な向上
(2)意欲と能力を最大限発揮できる人事制度の改革
(3)「暑い・狭い・暗い・汚い」オフィス環境の改善
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