侍ジャパン「サード」候補に意外な名前 岡本?大山?村上?いや、実は...

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   東京五輪まで1年を切った。

   WBCは第1回、2回と連覇を達成しているが、野球日本代表が過去の五輪で金メダルを獲得したのは初の公開競技として開催された84年ロサンゼルス五輪のみ。08年北京五輪以来12年ぶりに追加競技として復活する野球で、国民の期待は大きい。

本職は左翼だが「送球も安定」

   侍ジャパンの陣容を見ると、ポジションごとに能力の高い選手がズラリとそろっている。特に二塁は激戦区だ。ヤクルト・山田哲人、広島・菊池涼介、楽天・浅村栄斗と球界を代表する選手たちが激しいポジション争いを繰り広げる。

   一方で、「泣き所」として選手難に悩まされているのが三塁だ。長距離砲として期待される巨人・岡本和真、阪神・大山悠輔が伸び悩み、将来の日本を背負って立つヤクルト・村上宗隆も三塁の守備に難がある。内野ならどこでも守れる西武・外崎修汰、ベテランのソフトバンク・松田宣浩、今年ブレークした中日・高橋周平が有力候補か。その中で、在京のスポーツ紙デスクが意外な選手の名前を挙げた。

「DeNAの筒香嘉智です。今年は三塁のレギュラーだった宮崎が左手骨折で8月上旬に戦線離脱してから、筒香が三塁を守っています。本職は左翼ですが、横浜高校では三塁で、プロ入り後も内野を守っていました。守備範囲は広いわけではないですが、捕球できる球はきっちりさばいて送球も安定している。侍ジャパンでも三塁での起用は十分に考えられると思います」

   侍ジャパンで4番を張る筒香が守る外野は激戦区だ。柳田悠岐、秋山翔吾、鈴木誠也、吉田正尚、丸佳浩、近藤健介ら国際試合でも十分に対応できる能力を持った選手が多い。筒香が三塁を守れば、打線はさらに厚みが増す。

   ただ、筒香は昨オフの契約更改で、「小さい頃からの夢」とポスティングシステム(入札制度)を利用したメジャー移籍の希望を球団に伝えた。球団が容認すれば、今オフにメジャー挑戦の可能性があるが、MLB球団は五輪に主力選手を出すことに消極的とみられるため、筒香の東京五輪出場は厳しい状況になる。

   東京五輪で、「4番サード」筒香が実現するか。

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