日テレと武道館の「浅からぬ縁」
来年に迫る東京五輪は、次回の24時間テレビにも影響を及ぼす可能性がある。武道館ではオリンピックの柔道(20年7月25日~8月1日)、空手(8月6~8日)に加えて、パラリンピックでも柔道(8月28日~30日)が行われる。両大会の間には20日ほど空白期間があるが、どのような会場利用がされるかは不明なため、2年連続で別会場からの放送になる可能性も高い。国技館もオリンピックのボクシング会場(7月25日~8月9日)に利用される予定だ。
武道館の建設には、正力松太郎衆院議員(当時)らの尽力があった。国会で柔道議連を率い、最終的に十段になった人物だが、日本テレビ放送網の初代社長(1952~55年)としても知られている。今年は正力氏が世を去り、武道館で葬儀を行ってから、丸50年の節目となる。日テレと武道館、そして柔道の歴史を語る上でも、24時間テレビは大きな意味を持っているようだ。
(J-CASTニュース編集部 城戸譲)