連続誤答で引き離される前回王者
準決勝は「ジャンル別ボードクイズ」。「社会」「歴史」「国語」「科学」「生活」「芸能・音楽」「スポーツ」「趣味・娯楽」という8つのジャンルから、難易度の異なる問題が各3問、計24問出題される形式。1人の解答者は8問まで答えられるというルールのため、3人のうち誰が解答席に出るかの戦略が重要になる。
準決勝は4チームがほぼ横並びで進行したが、中難易度の終盤で昨年優勝の栄東が連続で誤答し、引き離される展開。高難易度の問題でなんとか食らいつくも、24問終了時点で大阪星光学院が13ポイントで1位確定、仙台第二と松本深志が12ポイントで同着2位で並び、サドンデスにもつれ込んだ。ディフェンディングチャンピオン栄東は準決勝敗退となった。
大会初の同点サドンデスとなった2チーム。それぞれが代表として出したのはエース格の仙台第二・川嶋選手と松本深志の楠選手。これまた互いに譲らず、ボードでは決着が付かず、予定外の早押し1本先取までもつれ込んだ。
ここで川嶋選手が「光電効果!」で正答。デッドヒートを繰り広げた両選手の熱い握手がすがすがしかった。