関係冷え込みと進むウォン安 訪日韓国人ますます減る一方か

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8月は100円=1100ウォン台半ばで推移

   さらに、訪日韓国人客の足が遠のく出来事が起こっている。それが、「円高ウォン安」だ。

   ウォン安は、今年1月には100円=1030ウォン程度で推移。この時すでに1年で約10%もウォンに対する円の価値が上昇していたが、その後もウォンは値下がり。5月1日には100円=1044ウォン、7月1日には1066ウォン、8月1日は1086ウォンに急ピッチに上昇。8月23日には100円=1150ウォンと、1100ウォン台を突破した。

   ウォン安は、韓国を訪問する日本人客にとってはメリットがあるが、韓国人客にとっては逆風。航空機は飛ばない、買い物したくても値段は高いでは、日本へ行こうという意欲も湧かなくなる。

   一方、韓国観光公社が8月22日に発表した韓国観光統計によると、7月に韓国を訪れた外国人は144万8067人で前年同月比15.4%増加。中国人客が51万9132人で最も多く、次いで日本の27万4830人だった。日本人客は個人旅行客が増えたことで前年同期と比べて19.2%と大きく増えた。

   メディアを通じて映し出される不買運動の影響で治安悪化が懸念される韓国だが、ウォン安のタイミングを狙って、買い物ツアーに出かける日本人は意外に少なくないようだ。

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