北ミサイル、発表が「日本の方が早かった」 韓国側が反応した「10分」の差

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これも日本側の「圧迫」?

   韓国の大手通信社・聯合ニュースは、「日本、『北ミサイル』韓国より先に発表 GSOMIA意識したか」の見出しで、この一件を詳細に報じた。

   聯合ニュースによれば、2019年の北朝鮮による9回の飛翔体発射は、いずれも韓国側が日本より先に第一報を伝えていた。にもかかわらず、今回日本が10分以上も先行した。この意味について、聯合ニュースでは、

「『韓国のGSOMIA中断の決定で、北朝鮮の核・ミサイル情報の取得に支障が生じるのではないか』という国内の懸念を払拭するためではないか」

   との分析を伝えている。

   大手紙・朝鮮日報はさらに、北朝鮮に対する情報収集能力が韓国よりも進んでいる部分がある、と誇示する目的があるのでは、とも付け加えた。リベラル系新聞ハンギョレは、「韓国に対する圧迫」とも推測している。

   一方、各紙では同時に、日本から韓国に対して情報提供の要請があったことも付け加える。また大統領府(青瓦台)関係者は7月24日、聯合ニュースに対して「文在寅政権が発足して以来、日本からの北朝鮮のミサイル発射に関する情報を受け取り、分析に活用したことは一度もない」と語ったと報じる。

   「北朝鮮の核・ミサイル情報の取得に支障が生じるのではないか」という懸念がまさに韓国でも生じており、打ち消しに青瓦台が躍起になっている様子がうかがえる。

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