他のコンテンツにも疑義
同サイトには、「お役立ち健康ニュース」枠以外にも、「ベビカムニュース」枠で「ギックリ腰で妊娠の予感...!ひどい肩こりや発疹も妊娠のせい?」「乳幼児突然死症候群(SIDS)、うつぶせ寝以外の危険因子とは?」などヘルスケア関連の記事を配信している。
ほかにも、小学館の医学事典を元にした病気・症状の検索データベース「ベビカム医学大辞典 病気ナビ」や、Q&Aページ「ベビカム相談室」がある。
ベビカム相談室は、出産や育児にまつわる悩みを医師などの専門家や"先輩ママ"に相談できるとの立てつけだが、桑満氏は「多くは素人が素人に聞く構造になっていて、ネットの掲示板だったらまだしも、育児サイトでこれはどうのなのでしょう」と非難する。
「子育て・育児」欄の最新の100の質問(19年5月23日~8月22日)を見ると、専門家の回答率は6%だった。
桑満氏は「総じて、ウェルクやヘルスケア大学の騒動から何も学んでない」とあきれる。
健康・医療情報サイトをめぐっては、DeNAが運営する「WELQ」で不正確な内容の記事などが批判を浴び、16年11月に閉鎖した。リッチメディア運営の「ヘルスケア大学」でも同様の批判を集め、17年6月に信頼性向上のための改善策などをまとめた報告書を公表した。
(J-CASTニュース編集部 谷本陵)