健康被害のリスクも
桑満氏はJ-CASTニュースの取材に、「出血性膀胱炎はアデノウイルス以外も原因疾患になる場合があります。特別な治療は必要ないともありましたが、大きな病気が潜んでいる可能性もあり、血尿が見られたら医療機関を受診すべきです」と話し、読者に健康被害をもたらす恐れもあると指摘する。
記事に筆者名や専門家の監修の有無などは書かれておらず、「尿管と尿道の違いすらよくわかっていないような記述もあり、誰がチェックしているのか不明瞭なのも問題かと思います」
桑満氏がブログで指摘後、記事ページを開くと「『お役立ち健康ニュース』は内容を確認中のため、現在、配信を停止しています」と表示され、すべての記事が非公開となった。
なお、サイトの免責事項には「弊社は、『ベビカム』に掲載された情報につき、その正確性、信頼性および有用性を含めて、いかなる保証も行いません。また、これらの情報には、技術的な不正確性または誤記があることがあります」と記されている。
ベビカム社に7月30日、具体的な確認内容や編集体制、信頼性の担保方法などを書面で尋ねると、その後「お役立ち健康ニュース」の枠自体が消えた。