「オンラインで前売り券をご購入頂きますようお願い致します」
天皇杯は日本サッカー協会(JFA)主催だが、それぞれの試合は各都道府県サッカー協会が主管し運営している。仙台-富山戦を主管した富山県サッカー協会は19日、公式サイトで「当日券完売ならびに返金対応について」との声明を発表。まず「当日券完売」について次のように説明した。
「用意した実券(有効座席数15,410席の10%)が完売となり、キックオフ直前にご来場頂きました一部ファン&サポーターの方にご観戦頂けない事象が発生致しました。
オンラインでは、十分なチケットを確保しておりましたが、オンラインでの販売数が伸びす、本件の通り完売となりました。(※オンライン確保数13,870席)」(原文ママ)
「実券」(スタジアムで購入できる当日券)に割り当てた分が完売したため、その後は当日券を販売できなかったということだ。「オンライン」では複数のチケットサイトで販売していた。ただ結果として、有効座席1万5410席に対し観客数は3238人。空席は約1万2000席あったことになる。
もう1点の「返金対応」とは小学生に高校生料金でチケットを販売したと指摘されていた問題で、
「自由席小中学生チケットが当日17時30分頃より売り切れたため、自由席高校生チケットを販売致しましたが、こちらのチケットをご購入頂いた方に対しましては、下記の通り返金をさせていただきます」
と説明。「自由席高校生チケット1枚につき、500円を返金いたします」としており、サイト掲載の「チケット差額返金申請書」に該当チケットの半券を添付し、9月末までに同協会事務局にFAXか郵便で送れば返金できる。
最後に同協会は、
「実券には限りがございますので、予めご来場予定のお客様につきましては、オンラインで前売り券をご購入頂きますようお願い致します」
とウェブ上で前売り券を購入するよう呼びかけた。