球界最高は楽天・福盛の1036%アップ
ペナントレースの行方はまだ分からないものの、メルセデスの活躍は現在の順位に大いに貢献しているだろう。このまま巨人が優勝すれば、メルセデスの年俸はどれくらいアップするのか。過去、巨人の年俸で最高アップ率を記録したのは岡本和真内野手(23)だ。昨シーズン、史上最年少で3割30本100打点を記録し、年俸1200万円から8000万円(金額は推定)へ。567%アップは、球団史上最高で国内では史上6番目のアップ率だ。
なお、国内最高アップ率は、2010年の楽天・福盛和男氏が記録した1036%アップ。年俸440万円から5000万円にアップした。福盛氏のケースはレアケースで、メジャーを目指して海を渡ったものの、マイナー暮らしが続き、シーズン途中からNPBに復帰したという経緯があり、2009年は最低保証の年俸440万円からスタートした。また、それまでのトップは、1995年のイチロー氏の900%アップ(800万円→8000万円)だった。
12人の1億円プレイヤーを抱える巨人において、その半分の6人が投手。860万円のメルセデスは、投手陣の中で25番目の金額となる。チーム3番目の勝ち星を誇る左腕。今オフの契約更改で年俸の大幅アップが見込まれるが、果たしてどこまで上がるのか。ペナントレースの行方とともに注目が集まる。