写真撮影・SNS投稿「問題ありません」
弥富さんは「写真撮影もインスタもTwitterもFacebookも投稿して頂いても全く問題はありませんし、わいわいと楽しくお食事して頂けると嬉しいです」と、料理を撮ったりそれをSNSに投稿したりすることには寛容だ。それでも、
「ただ、食事のためでなく写真だけのために注文してほとんど手を付けずに残されるのは本当にとても悲しい、残念な気持ちになります」
と率直な思いを吐露する。
ツイッターでコメント1つ1つに返信を続けているのは「『生きる事は食べる事、食べ物を食べる事は尊い命を戴く事』という事を、しっかりと自分の頭で考えて自分の言葉で応えて下さった方々への誠意です。反響については正直驚きましたが、『いただきます』の意味をきちんと知っている人がこんなに沢山居る事を知る事が出来て料理人冥利に尽きます」という料理人としての感謝から。自身もジビエが大好きだといい、
「沢山の人にジビエやワイルドミートの美味しさと、尊い命を戴く事に『いただきます』を次の世代に繋げて行ければと思っています」
と願いを明かした。
今回残された料理を写真に撮ったかどうかについて、ツイッターユーザーのリプライに答える中で弥富さんは「残された料理の写真を撮ろうか悩みましたが、あまりにも辛過ぎて載せる事がストレスになりそうなので『ごめんね』と謝りながら廃棄しました」と悲しげにつづっている。
(J-CASTニュース編集部 青木正典)