侍U18、履正社からはゼロ ファン「井上くん選んで欲しかった」

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   日本高野連は2019年8月20日、「第29回WBSC U18(18歳以下)ワールドカップ」(8月30日開幕、韓国・機張)に出場する高校代表メンバー20人を発表した。

   投手では、夏の甲子園を沸かせる星稜のエース奥川恭伸(3年)、大船渡の163キロ右腕・佐々木朗希(3年)ら9選手が選出され、野手は八戸学院光星をベスト8に導いた武岡龍世(3年)ら7選手が選出された。

  • 高校野球の聖地・甲子園球場
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星稜からは奥川、山瀬のバッテリーが選出

   今回、高校代表入りを果たした20人のうち、13人が今夏の甲子園に出場した選手。決勝に進出した星稜からは、奥川、山瀬慎之助(3年)のバッテリーが選出され、2人だけの選出となった外野手は、東海大相模の鵜沼魁斗と作新学院の横山陽樹の2年生コンビが名を連ねた。

   代表には高校野球界を代表するメンバーが顔を揃えたが、今夏の甲子園大会で決勝に進出した大阪代表の履正社から選出された選手は一人もいなかった。履正社には、高校通算48本塁打の井上広大(3年)がおり、井上は今秋のドラフト候補にリストアップされている。今大会でも2本塁打を記録し、チームの決勝進出へ大きく貢献している。

   井上は高校球界を代表するスラッガーで、22日に予定されている決勝戦では、星稜・奥川との対決が大いに注目を集めている。それだけに井上が代表に選出されなかったことに関してネット上では高校ファンから悲しみの声が殺到している。

4連覇中の米国と同グループで激突

「履正社の井上くん選んで欲しかったな?」
「履正社の選手がいないのはおかしい」
「井上が選ばれると思っていたが」
「履正社がゼロとはな」

   U18ワールドカップは、2015年大会から現在の名称となり、日本代表は過去、4度の準優勝を果たしているが優勝したことはない。今大会は日本、米国、韓国など12の国と地域が参加し、2つのグループに分かれて予選が行われ、9月8日に決勝戦が行われる。

   同大会は現在、米国が4連覇中で今大会も米国が優勝候補に挙がっている。日本は米国と同じグループで、8月30日のスペイン戦が初戦となる。代表は8月22日から国内合宿を行い、26日に大学代表との壮行試合を経て韓国入りする。

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