「上から」一転、枝野氏が折れた? 立憲・国民統一会派の「意味深長」

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「立憲会派に加わる」→「ともにする」の意味

   そんな中で、8月20日の党首会談で、玉木氏は

「国民民主党としては立憲民主党の8月5日付の呼びかけに示された主張を理解し、相互に協力していくことを確認する」

ことを表明。立憲の主張を必ずしも「丸呑み」するわけでないことを示唆したものの、統一会派結成で合意した。発表された合意文書では、

「国民民主党は、8月5日の立憲民主党による申し入れを受け入れ、衆議院において立憲民主党と会派をともにする」
「立憲民主党は、国民民主党の意向を踏まえ、8月5日の申し入れに準じた内容で、参議院でも国民民主党と会派をともにする」

と、8月5日の文書に比べると両党が比較的対等な書きぶりになった。これに加えて、

「国会の行政監視機能強化のための国会共闘に全力を注ぎ、会派を構成するそれぞれが異なる政党であることを踏まえ、それぞれの立場に配慮しあうことを確認する」

という条項もあり、具体的な政策の違いについては事実上「棚上げ」することもにおわせた。

   会派名は衆院で「立憲民主党・国民フォーラム」、参院で「立憲民主党・国民・希望の会」を中心に検討する。会談後の記者会見で、枝野氏としては、元々は国民が立憲会派に「加わる」ことを主張していたことについては、「文章にあるとおりで、呼び方の問題だけだ」と述べるにとどめた。

   両党が統一会派を結成するには、両院議員総会などそれぞれで党内手続きが必要。党内では異論が出る可能性もある。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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