拉致問題の「ブーメラン化」まで主張
その上で、安倍政権が拉致問題を支持率の底上げに利用していると主張した。
「内外での危機に追いやられるたびに、『拉致問題』を挙げて政治的目的を達成しようとするのは、安倍一味の常套手段である」
「日本国内では、安倍の政治的人気を上げる『親孝行役』をしていた『拉致問題』が、むしろブーメラン化して首を締めている、という非難と嘲笑の声が出ている。安倍一味は、すでにその真相が間違いなく明らかになった『拉致問題』をいくら騒いでも世論を欺くことができないことを知るべきである」
労働新聞は5月27日付の記事でも、拉致問題について「荒唐無稽な詭弁であり、意地の悪い捏造説」と主張している。
拉致問題をめぐっては、北朝鮮側は、拉致被害者や行方不明者を含む「すべての日本人」の再調査を約束した14年の「ストックホルム合意」を反故にしたまま、「解決済み」だと主張し続けている。特定失踪者の「発見」事案が相次いだことで、「解決済み」から「捏造」と、態度をさらに硬化させている。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)