夏休みの学童保育でも「給食提供して」 保護者の悲鳴、現場はどう受け止める?

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八王子市では、試行的に学童保育での昼食提供

   夏休みなどの長期休暇中にも、共働き家庭などを対象に行われる学童保育だが、学校がある間とは違い、給食は基本的に存在しない。そのため弁当を作らなくてはいけないことが、保護者への負担になっている――そう訴える上記の記事は、少なからぬ共感を呼んだ。

   一方で、八王子市が市内の学童保育所で昼食提供を試行的に始めた取り組みが注目を集めている。

   J-CASTニュースが、同市の子ども家庭部児童青少年課の担当者に取材したところによると、昼食提供の経緯について「保護者から夏休みの長期休暇中の毎日のお弁当作りが大変という声が寄せられた。お昼を提供するのであれば、栄養士が献立を考えたバランスの取れたものを提供できる」と話していた。

   八王子市では、指定管理者制度を導入し、市が設立した88の学童保育所の管理や運営をNPOや社会福祉協議会など12法人に委ねている。このうち、校舎内の空き教室を活用して設置されているなどの2施設で、試行的に始めることにした。

   昼食は、1食300円。メニューは、スタミナ丼やカレーライス、スパゲティなど。主食や主菜、副菜を含めた3~4品を提供する。1食あたり300円となっている。

   申し込んだ子どもの数は、在籍児童に対して約7割~8割。船田小学校の施設では102人のうち7割、第九小学校の施設では67人のうち8割強の子どもが申し込んだ。船田小学童保育所では7月29日から5日間実施。8月19日からは第九小学童保育所でも行う。

   担当者によると、「お弁当づくりが毎日大変なので助かる」などの趣旨の声が保護者から寄せられたという。今後の展開については、「(保護者や子どもからの)アンケートを分析して、1つでも多くの学童保育所で昼食提供が夏休みにできるように検証していきたい」としていた。

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