青春18きっぷの難所「静岡エリア」をどう過ごすか プラス320円で快適に

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   毎年春・夏・冬の長期休暇シーズンになると、JRの「青春18きっぷ」を利用する旅行者が多く現れる。

2019年夏季は9月10日までが利用期間で、JR全線の普通列車が5日分乗り放題のきっぷだ。

   とりわけ旅行好きの鉄道ファン、いわゆる乗り鉄を中心に根強い需要があるが、新幹線ではなく普通列車だけを長時間乗り継ぐ旅には「難関」と呼ばれる区間がいくつか存在する。その一つ、静岡エリアを移動する様々な知恵が、18きっぷユーザーの間で練られている。

  • 東海道本線静岡エリアは、短い編成の普通列車を長時間乗り継ぐ区間になる(Wikimedia Commonsより)
    東海道本線静岡エリアは、短い編成の普通列車を長時間乗り継ぐ区間になる(Wikimedia Commonsより)
  • 東海道本線静岡エリアは、短い編成の普通列車を長時間乗り継ぐ区間になる(Wikimedia Commonsより)

なかには3両編成も...しばしばラッシュ発生

   東海道本線の静岡エリア、おおむね熱海~豊橋間はほとんどが普通列車での運行で、「新快速」「特別快速」のような料金不要の速達列車はない。大動脈の東海道本線とはいえこの区間は乗り換えなしの直通列車でも3時間以上を要し、関東と関西を移動する18きっぷユーザーにとって「難関」として長らく立ちはだかっている。乗り鉄以外にも、東海道を格安で移動したいユーザーもいるため、シーズン中は地元の乗客と多くの18きっぷユーザーで、しばしばラッシュのような混雑が発生する。

   さらに6両や5両、中には3両編成という短い列車もあるために、熱海などの始発駅では席取りが激しくなることもある。この区間のハードな移動を少しでも快適にするため、乗り鉄たちは経験をもとにいろいろな作戦を編み出した。

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