2020年、「東京の景色」はこう変わる 進む23区再開発を総まとめ

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渋谷駅の乗り換えがラクになる

   五輪とは直接関係ないが、タイミングを合わせる再開発事業もある。山手線・京浜東北線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」(港区)は24年度の「街びらき」を前に、20年春に暫定開業する予定だ。駅名をめぐって物議をかもしたが、整備は着々と進行。19年8月中旬時点で、すでに「ホームドアができていた」とのツイートも上がっている。

   渋谷駅の大規模改修も、まもなく山場を迎える。JR東日本は20年春を目標として、埼京線ホームを北側に約350メートル移設し、山手線と並列にさせる工事を行っている。これが完成すれば、乗り換えが大幅に改善される。五輪会場は臨海副都心に多く、埼京線→りんかい線のルートは、東京西部や埼玉からのアクセスに重要な役割を果たす。予定通り移設できれば、かなりのメリットがあるだろう。

   東京メトロ銀座線の渋谷駅ホームも、表参道側に約130メートル移設され、20年1月3日から供用される。1938年の開業以来、東急百貨店東横店の3階部分に「突き刺さる」形で運行されていたが、2009年から移設工事を開始。10年の時を経て、ようやく完成する。

   東急東横店は先日、20年3月末で閉店し、再開発されると発表された。ヒカリエ誕生、東横線地下化などに続き、また渋谷の風景が一変しそうで、東京出身者としてはワクワクしつつも、複雑な心境である。

(J-CASTニュース編集部 城戸譲)

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