歌手の浜崎あゆみさんの自伝的小説「M 愛すべき人がいて」(幻冬舎)に注目が集まるなか、早くも映像化が現実味を帯びてきた。連続ドラマ化が進んでいるというスポーツ紙の報道もあり、ネット上では早くもキャスティングに注目が集まっている。
見城徹社長「映像化のオファーがたくさん来ている」
同書の著者はノンフィクション作家の小松成美氏で、浜崎さんへの取材をもとに書かれた。浜崎さんが1998年にエイベックスからCDデビューすることになったきっかけとなる、同社の松浦勝人社長(当時は専務)との出会い、交際、そして別れに至るまでが記されている。発売後、多数のメディアが取り上げ、大きな反響を呼んでいる。
2019年8月16日、幻冬舎の見城徹社長はトークアプリ「755」で、作品について
「映像化のオファーがたくさん来ている。某テレビ局で連続ドラマ化が決定しそうだ」
と投稿し、注目を集めた。
翌17日、スポーツニッポンはテレビ朝日が20年春に連続ドラマとして放送する方向で話が進んでいる、などと報じた。見城氏は755でこの報道を拡散している。
ネット上ではドラマ化報道を受け、「キャスティングが気になる」との声が目立ち、誰が浜崎さん役を演じるかを予想する声も出ている。
名前が挙がっているのは、女優の沢尻エリカさん、今田美桜さん、ものまねタレントの「りんごちゃん」、そして浜崎さん本人だ。
沢尻さんはエイベックス・マネジメント所属で、演技派女優として名高い。2006年には自身が主演を務めたテレビドラマ「タイヨウのうた」(TBS系)の挿入歌を担当し、ドラマの役名「Kaoru Amane」名義でCDをリリースしている。
今田さんは浜崎さんと同じ福岡出身の女優だ。2018年のテレビドラマ「花のち晴れ ~花男 Next Season~」(TBS系)でブレイクし、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系)など、話題作の出演が続いている。現在22歳と若く、浜崎さんのデビュー当時の年齢と近い。
りんごちゃんはHOUND DOGの「ff(フォルティシモ)」や海援隊の「贈る言葉」など、野太い声の歌ものまねで現在人気急上昇中のタレントで、歌唱力の高さには定評がある。浜崎さんの大ファンであることを公言している。
また、全篇ではないものの、ドラマの後半の歌唱シーンなどで浜崎さん本人が出演するのではないかとの声も出ている。