迷惑車ナンバー共有で「あおり運転」防ぐ? 投稿サイトの効果と課題

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   あおり運転など乗用車やバイクによる迷惑行為の多発を受け、被害者が車両のナンバーを投稿できるサイトが注目を集めている。

   SNS上では歓迎する声がある一方、プライバシーの面から懸念もあがっている。

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「警察にはこのサイトを常にチェックしてほしい」

   社会問題化するあおり運転をはじめ、信号無視や無断駐車など車やバイクの迷惑行為をデータベース化した2つのサイト「number」「Number Data」が、脚光を浴びている。前者は19年1月、後者は19年3月に開設され、8月10日に起きた常磐道でのあおり運転暴行事件の後にSNSでの言及が急増した。

   いずれもサイトの意義に「迷惑行為の抑止」を掲げ、被害に遭った人が(1)該当車両のナンバー(2)発生日・場所(3)具体的な被害――などを投稿し、共有できる仕組みだ。numberは「テスト運用中」とあり投稿数は少ないが、Number Dataは1万件(2019年8月15日時点)にのぼる。

   例えば、「クラクションを鳴らされ車間をつめられて急な割り込みをされ、急ブレーキをかけられました怖かったです」「氷結を飲みながらの運転」「常習犯? 火の付いたタバコを捨てる。 迷惑極まる」などと書き込まれており、トラブル時の画像や動画も投稿されている。

   Number Dataはデータの蓄積を主眼にするが、numberは警察や国土交通省など関係機関への情報提供も代行するという。

   ツイッター上では、「皆様まず自分の車が掲載されていないか検索しましょう。無意識のうちに煽ってるかもしれません」「警察にはこのサイトを常にチェックしてほしい」と評価する声が目立つ。

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