「新聞を信じるか、オレを信じるか、『信は力なり』や!」
実は、この「信は力なり」という言葉は、五郎丸選手の母校である早稲田大学ラグビー部監督で日本代表監督も務めた故・大西鐡之祐先生(1916~1995)の言葉なのだ。当時の早大ラグビー部は受験を経て来た選手が大半で、体格的にも他大に劣っていた。そこで迎えた早明戦。マスコミの大半は「明治大が圧倒的に有利」と書き立てた。
しかし、大西先生は違った。決戦を前に選手に対して発された言葉が、
「新聞を信じるか、オレを信じるか、『信は力なり』や!」
という名言だった。結果、早大は明大を破り、大勝利を収めた...という歴史がある。
1986年生まれの五郎丸選手は当然、大西先生と会ったことはない。しかし「信は力なり」という言葉は、早大ラグビー部、そして日本ラグビー界に脈々と受け継がれている。その信念から発した言葉が「優勝するのは日本」という言葉だったのだろう。