2020年4月1日から首都大学東京の名称が東京都立大学に変わるのを受け、「赤本」として知られる過去問集が、2020年版から名称が東京都立大学に変わった。
20年版の赤本は、2019年8月11日に刊行。文系、理系ともに、従来の「首都大学東京」から「東京都立大学」に名称が変わった。
「『都立大学』を受験され、受験対策になるので書名を変えた」
新しい赤本の表紙には、「2020年4月に首都大学東京から名称変更予定」と注記が入っている。赤本の名称変更は、ツイッター上でも話題になっている。あるユーザーが赤本を写した写真を8月13日に投稿。14日夕時点でツイートは1090以上拡散され、3800以上のいいねがついている。
J-CASTニュース編集部が8月14日、赤本を刊行する「世界思想社教学社」(京都市左京区)編集部の担当者に取材したところによると、赤本の中身は、首都大学東京時代の問題になるが、「『都立大学』を受験され、受験対策になるので書名を変えた」という。
入学者選抜要項や大学案内についても、「東京都立大学」という表記になっている。
(J-CASTニュース編集部 田中美知生)