「電車ガラガラ」が2019年8月13日朝、ツイッターで多くつぶやかれた言葉を集計する「トレンド」(日本版)の上位にランクインした。
今日からお盆休み。とはいうものの出勤する人もすくなくない。「うちの路線は電車ガラガラじゃない」といった言葉も多くつぶやかれている。はたして電車はガラガラだったのだろうか。両者がつぶやかれた時間に着目した。
通勤ラッシュの時間帯なのに空き目立つ
山の日を挟んだ3連休(8月10日から13日)が終わった。今日からお盆休みに突入だ。そしてツイッターで「電車ガラガラ」という言葉がトレンド入りした(14時半現在も4位)。この言葉は、6時頃からつぶやかれ始め、7時15分から30分にかけて大きく急上昇し、8時15分にピークに達している。
ツイッターには、人が少なく、スカスカの車内写真が多く投稿され、「電車ガラガラ」「ガラガラの通勤列車 お盆休みだね」「駅も電車もガラガラだわ~」などとつぶやかれた(いずれも7時台)。
国土交通省が出す「第12回 大都市交通センサス調査<調査結果の詳細分析>」(2018年3月)の2015年度の調査結果(「出勤・登校目的の初乗り・最終降車時間分布の変化」)によれば、乗車する時間帯(初乗り)は7時30分から44分の間が最も割合が高く、降車(最終降車)は8時30分から44分(首都圏)が最多となっている。
7時30分から8時30分頃までは電車が最も混む。いわゆる「通勤ラッシュ」というわけだが、この時間帯が空いているとなれば確かに「ガラガラ」という感想を持つ人が多いだろう。
それでも電車は混んでいるという声
しかし8時15分から「電車ガラガラ」とつぶやく人は減り、それに伴って、
「うちの路線は電車ガラガラじゃない」
「電車ガラガラ?こちとら座れもしねぇんだよ」
といった声が出始めた。
またトレンド入りをみて、空いているとおもったユーザーからは、
「電車ガラガラってトレンド見て座れると思ったけどこの時間(14時)にしてはいつもより混んでる」
「Twitterで見て期待して買い物に出掛けたけど、逆にいつもより人多いぞー」
と思惑はずれたという人もちらほら。
かくいう筆者も、9時半から10時まで通勤のため電車にのったがガラガラというわけではなかった。スーツを着た人は少なかったものの、キャリーケースをもった家族連れがいて、人は多かった。お盆休みの人々が動き始めたためだろうか。
ためしに総合ナビゲーションサービスのナビタイムジャパンが提供する、NAVITIMEをみてみると、13日8時58分時点で、中野方面行きの門前仲町駅においてレベル5(身動き不可)をたたき出している。
ツイッター上には、そもそも「ガラガラ」の定義とは何なのかと疑問に思う人や、
「電車ガラガラがトレンド入りする矛盾」
「電車ガラガラな筈なのに電車ガラガラがトレンド入りするほど電車に乗っている人たちがいるのはおかしくないだろうか」
などとつぶやく人もいた。
(J-CASTニュース編集部 井上祐亮)