正恩氏の親書は「その大半がばかげた高価な軍事演習への苦情」
一方、北朝鮮の非核化をめぐる交渉の進展が見えない中でも、金正恩氏については「べた褒め」だ。トランプ氏は正恩氏から親書を受け取ったことを明かしながら、
「我々は友人だ。彼は自分と会うときしか笑わないそうだ」
「もし自分が大統領になっていなければ、北朝鮮とは大戦争になっていただろう」
などと話し、自らの成果をアピールした。
トランプ氏は8月10日、米韓合同軍事演習が終了次第、できるだけ早く交渉を再開したい意向を正恩氏が親書の中で示したことをツイッターで明らかにしている。ツイートでは、米韓合同軍事演習への批判と3回目の米朝首脳会談の意欲をつづっている。改めて非核化の意欲も示しているが、日韓と歩調が合うかは不透明だ。
「(親書は)長い手紙で、その大半がばかげた高価な軍事演習への苦情だった。短距離ミサイルの発射については少しお詫びがあり、発射は軍事演習が終われば止まるそうだ。そう遠くない未来に金正恩氏に会うことを楽しみにしている。北朝鮮から核がなくなれば、世界で最も成功する国の一つになるだろう」
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)