炎天下の犬の散歩、「肉球」は「やけど」しないの? 獣医に聞いた

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肉球は治療がしにくい部分

   この院長は、飼い主が犬の肉球の「やけど」を疑った方がいい注意点として、犬が「痛がる」「気にして(肉球を)なめる」などを挙げ、歩けないほど痛がる場合、動物病院に連れていくべきだという。

「通常のやけどの治療が適応になるでしょうけど、実は肉球は積極的な治療がしにくい部分です。足に何かを巻くと体温調節ができなくなりますし、犬も嫌がります。痛みがあるなら薬で抑えて自然治療を待つようになると思います」

と述べる。肉球を覆うと熱を逃せる場所が舌と耳だけになり、体温調節の邪魔をするという。

   夏の暑さの中で行う犬の散歩については、心配する人も多い。4日には、歌手の工藤静香さんが自身のインスタグラムを更新し、炎天下で犬の散歩をすることに対して、

「この季節は必ず道路を手で触って愛犬の歩く道を確認しませんか?」

などと注意を促していた。

(J-CASTニュース編集部 井上祐亮)

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