「誤った事実も繰り返しメディアで報じられると...」
その日のうちに、韓国メディアは反発した。通信社「ニュース1」は、コラムについて
「産経『妄言パレード』...『文大統領、高麗連邦制の目標』デマまで」
の見出しで批判。内容についても
「日本の極右媒体、産経新聞が文在寅大統領に対して、北朝鮮側が打ち出した南北統一案を目標にしているようだ、という根拠のない主張を展開した」
「誤った事実も繰り返しメディアで報じられると、受け取る側は事実だと認識する可能性もあり、懸念される」
だとした。通信社の「ニューシース」も、産経コラムの内容を「暴言を並べた」などと非難した。
とはいえ産経コラムでは文氏が「高麗民主連邦共和国」を目指していることを断定的に報じているわけでもなく、文氏の発言と「共和国」構想との共通点も指摘しており、韓国側の「デマ」「根拠のない主張」といった指摘は必ずしも当たらないとみられる。