津田大介氏、開幕前のネット番組発言も謝罪 「トップとして、ふさわしくない発言でした」

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   国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の芸術監督をつとめるジャーナリスト・津田大介氏が2019年8月8日、開幕前に出演したインターネット対談番組に関して「僕の発言で気分を害された人に、深くお詫びいたします」とツイッターで謝罪した。

   津田氏は4月8日、哲学者・東浩紀氏とともに「ニコニコ生放送」に出演し、「あいちトリエンナーレの裏側を語る」とのテーマで対談。「天皇」をモチーフとした展示がされることを示唆しながら述べた内容などが、インターネット上で物議を醸していた。

  • 津田大介氏(2012年撮影)
    津田大介氏(2012年撮影)
  • 津田大介氏(2012年撮影)

ニコ生での発言がネット上で物議に

   津田氏は8月8日「今年4月に行われた企画アドバイザーとの対談動画における僕の発言で気分を害された人に、深くお詫びいたします。トップとして、ふさわしくない発言でした」と謝罪。津田氏は4月8日のニコ生で、あいちトリエンナーレの企画アドバイザーをつとめる東氏と対談している。

   あいちトリエンナーレをめぐっては、企画展「表現の不自由展・その後」で、慰安婦問題を象徴する少女像や、昭和天皇とみられる写真を燃やす映像などが展示されたことが波紋を広げ、開幕3日目の8月3日に安全管理上の問題を理由に中止が決定。7日には脅迫ファクスを送った男が威力妨害罪容疑で逮捕されている。

   ニコ生で津田氏は「天皇」をモチーフとした作品が展示されることを示唆し、「令和の今だからこそ、違った意味を感じ取れると思うんですよね」「2代前じゃん。2代前になると、人々の記憶も、2代前だし、なんか歴史上の人物かな、みたいな。そういう捉え方もできるかもしれない、とかね」などと発言。こうした部分があいちトリエンナーレ開幕後に拡散を続けていた。

   津田氏の「謝罪」は70文字強のシンプルなもので、具体的にどの発言について謝罪しているかは明示していない。

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