声明の意図は?
数多くのアニメファンが来場するコミケ。京アニ放火事件が起きた7月18日から数日が経ったころから、ツイッターでは「今年の夏コミ、『京アニ支援』名目の募金者がアトリウムとかウロウロしてると思う」「コミケで京アニ募金詐欺とか蔓延しそうやなぁ」「コミケ行く各位京アニ募金詐欺に注意してください」など、善意につけ込んだ募金詐欺が横行することを懸念する声が多くのユーザーからあがっていた。
こうした背景もあってか、準備会の声明の意図についてツイッターでは
「本部は行わないから募金詐欺に気をつけてね」
「コミケット公式を名乗る募金活動に騙されないようにってことね」
「会場に行かれる方はその手の悪質な手口に気をつけた方がいいってことですね」
と推測する向きもある。
ただ声明には、こうした「注意喚起」のような意味がはっきりと書かれているわけではない。また、「コミケットの参加者の皆さんも各のやり方で応援していただけたらと思います」とも書いていることから、参加者が募金を含む京アニ支援活動を行うことは否定していないとも取れる。
J-CASTニュースは8日、コミックマーケット準備会に対し、コミケ参加者による期間中の京アニ支援活動は可能か、声明は募金詐欺などへの注意喚起なのか、について確認を求めた。ただ、準備会の担当者は「8月7日に発表させていただいた『京都アニメーション放火事件にあたって』以上のコメントをする予定はございません。センシティブな内容ですので、こういった回答になってしまいますが、ご了承下さい」とするにとどめた。
(J-CASTニュース編集部 青木正典)