ツイッター社の見解は
ツイッター社は次の場合、認証を取り消す可能性があると明示している。
「表示名や自己紹介を変更し、Twitterの利用者の誤解を意図的に招こうとしている」
「Twitterルール(著作権侵害やなりすましなど)に違反するアクティビティに関与している」
前述のアカウントは認証バッジを持つにふさわしいのか。ツイッタージャパンの広報に聞くと、「プライバシーおよびセキュリティの観点から個別のアカウントに関することはお答えできない方針となっております」と見解を示さなかった。
ITジャーナリストの篠原修司さんは取材に対し、「アカウントはいまのところはフォロワーを多く獲得することを目標としているように見受けられます。ある程度集まったところで広告をツイートする、もしくは詐欺サイトへ誘導するものと思われます。お金儲けが目的です。いまはその準備段階でしょう」と推測する。
篠原さんは、運用者はアカウントを乗っ取ったか購入した可能性が高いと指摘し、「同アカウントに限らず、認証済みアカウントをツイッター側が管理していないのは問題だと思います」とツイッター社にも責任があるとする。
「認証済みアカウントにはツイッター社公認のイメージがあり、多くのユーザーは信頼してしまっています。それなのに、管理をしていないために現在は詐欺に使われてしまっています。ツイッター社は『本人確認を行っているだけ』と主張するでしょうが、ツイッター社が発行した認証済みアカウントで著作権侵害や詐欺行為が行われているわけですから、管理する責任があると思います」