2019年8月6日は、広島県にある民放4局すべてで「平和記念式典」の生中継がされた。
中国新聞(本社・広島県広島市)のテレビ欄をみると、横並びにずらーっと「原爆」や「平和」の文字が見受けられる。夕方のニュースも同様だ。
「ビビット」や「とくダネ」は前半放送せず
広島に原爆が投下されてから74年が経過した。2019年8月6日8時15分に黙とうを捧げる姿を、首都圏の地上波テレビではNHKの中継でのみ、みることができた。当の広島はどうなのだろうか。広島市に本社を置く「中国新聞」を購入し、現地ではどれほど報じられているのか、調べてみた。
広島県には、
中国放送(TBS系列、以下RCC)
広島テレビ放送(日本テレビ系列、以下広テレ)
広島ホームテレビ(テレビ朝日系列、以下ホーム)
テレビ新広島(フジテレビ系列、以下TSS)
と、4つの民放があるが、テレビ欄で確認する限りでは、すべての局で「平和記念式典」の生中継が組まれていた。全国放送されている8時台のワイドショー「ビビット」(TBS系)や「とくダネ!」(フジ系)は、放送時間が30分から40分、先送りとなっている。RCCでは「あさチャン!」が10分前倒しで終了し、どの民放よりも早く、式典の放送を始めている。広テレに関しては8時から145分の特集を組み、ジャーナリスト・池上彰氏と共に平和公園から生中継する。