「常識の範疇だと思います」
JR北海道の公式サイトによると、「風っこそうや号」は7月27日~9月8日の間の土日祝日のみ、宗谷線の区間を運行する。前半は稚内駅-音威子府駅、後半は旭川-音威子府駅の絶景の中を走り、「窓ガラスをはずすことで風を感じることができる」のが特徴。心待ちにしていた多くのファンが、ツイッターで停車中の列車の写真や乗車の感想などを投稿している。
JR北海道の広報担当は8月5日、J-CASTニュースの取材に、前出の動画は確認しているとして、「輸送障害にはなりませんでしたが、カメラを持った男性がいた場所は非常に危険なところだと思っています」と話す。
「輸送障害」は、列車の運転を休止した事態や、旅客列車は30分(旅客列車以外は1時間)以上遅延した事態で、鉄道運転事故以外のものを指す(国土交通省の資料より)。これに当たらなかったこともあり、線路脇にいた男性について対応はしていないという。
また「鉄道敷地内に一般の方が立ち入ること自体、鉄道営業法(37条)に抵触し、違法です」とし、注意喚起しているかどうかについては「そもそも(線路内に立ち入らないことは)常識の範疇だと思います」と話している。
(J-CASTニュース編集部 青木正典)