こども食堂は「みんなの居場所」
「私は、こども食堂を説明するときに『子ども』と『食』を中心とした『地域皆の居場所』という言い方をしている」
こども食堂は「子ども」だけの居場所ではないと例を出しつつ述べる。
「例えば、シングルマザーのお母さんにとっては、子どもといつも二人きりで、そのこどもの子育てに煮詰まってしまうときに一瞬だけ子育てから解放される場所」
「そこで(こども食堂を利用する)地域の人が『大丈夫なの』と心配してくれて優しい声をかけてくれることもある」
と子どもも含め、母親たちの場所にもなっているという。
また運営者が「救われてる」「自分たちが一番楽しんでる」と充実感を得ているケースもあるという。
「あるいは運営者の人にとってもその地域の中で、自分が貢献できる居場所になっている。地域の人や子どもから『ありがとう』と言われたり、ふれあえる場所がないですから、運営者にとっても大事な事」
「なので決してこどものため『だけ』の場所だとは思わない。みんなの居場所だとかんがえる」
と強調した。