安全アピールはどこまで伝わった?
つまり、7iDのセキュリティと7payの脆弱性は別問題ということになる。実際、7iDパスワード一斉リセットと7pay廃止について、後藤副社長は「全く別次元で検討し、(前者は)7月30日と(後者は)今日ということで実施しました」と話していた。
ただ、7payが7iDと関連付いているシステムの中で重大な被害を与えた今、こうした「7iDの安全性」のアピールが額面どおりに伝わったとは言い難い。ましてや30日のパスワードリセットが、7pay利用者に少なからぬ混乱を引き起こしたばかりだ。ツイッター上では、
「大丈夫なん?」
「『7iD自体相当のセキュリティレベルを持っている』 本当?」
「7iDのセキュリティレベルが、今までの範囲であれば問題なかったが決済を扱うレベルにはまるで至ってなかったのが今回の原因なんだが」
「7payの『認証そのものに脆弱性があることが確認できた』のに『7iD自体相当のセキュリティレベルを持っている』と考えるのはどうかしている」
といった動揺や懸念の声が広がった。