菅長官「報道は承知しているが、ご指摘のような事実はない」
康氏は7月30日、韓国が実際にホワイトリストから外れた際の対応について「様々な選択肢を用意している」と発言。これをGSOMIA廃棄論と関連付けて受け止める向きもある。
ただ、ポンペオ氏の「手助け」が日本側に有利に働くかは不透明で、現時点で日本政府は踏み込んだ発言を避けている。菅義偉官房長官は7月31日午前の記者会見で、「据え置き協定」の提案については
「報道は承知しているが、ご指摘のような事実はない」
と否定。ポンペオ氏が3か国による外相会談を開こうとしていることについては、米国とは「常日頃から連携している」とした上で、
「今後とも我が国の立場について正しい理解が得られるように努めていきたい」
などと述べるにとどめた。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)