種牡馬としても7年連続No.1
馬の競り情報などを載せている「馬市ドットコム」によると、07年、08年度は1200万円、09年度は1000万円だった。10年度には900万円へと下がったが、翌11年度には1000万円になった。12年度は1000万円、13年度には1500万円となった。14年度以降からは2000万円になり、2500万円、3000万円と毎年度上がっていた。17年度は同じ3000万円となり、18年度からは4000万円に値上がった。
種付けは7~8割成功するが、2~3割は不受胎になるという。18年度の種付け料と頭数で概算計算をすると、(4000万円×197頭)×0.7(成功率)で、少なくとも55億1600万円の金額が動いたことになる。
社台スタリオンステーションによると、今年の種付け料は4000万円だった。一方、スポーツニッポンの報道によると、今年2月から順調に種付けをしていたが、首の痛みのため、今年3月に入って中止していた。
ディープインパクト産駒には、キズナやマカヒキなど5頭のダービー馬や、14年の有馬記念を含めG1で7勝を果たした牝馬・ジェンティルドンナなど、数多くの有力馬がいる。昨年5月のダービーはワグネリアン、今年5月のオークスはラヴズオンリーユーが制した。12年以降7年連続にわたり、リーディングサイアー(年間の獲得賞金額最多の種牡馬)をキープ。7年間の中で産駒が稼ぎ出した賞金の最多額は、サラ系全馬では16年度の73億7000万円だった。
(J-CASTニュース編集部 田中美知生)